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FUKUSHIMA DOYUKAI福島県中小企業家同友会 福島支部
佐藤 清一

食を通じて人がつながり、笑顔が広がる果樹園であり続けたい。

佐藤 清一

有限会社まるせい果樹園 代表

有限会社まるせい果樹園の佐藤清一です。私は一九七〇年、福島市で生まれました。家は代々果樹園を営んでおり、飯坂の自然に囲まれた環境の中で、果樹園の四季を身近に感じながら育ちました。幼い頃から、自然の恵みのありがたさや、手をかけた分だけ実りとして返ってくる農業の喜びを学んできました。やがて、お客様と直接ふれあえる仕事がしたいという思いが強くなり、直売所の運営や果物狩りにも力を入れるようになりました。

取扱品目を増やし、観光で訪れてくださるお客様も少しずつ増えてきた矢先、東日本大震災が発生しました。風評被害により厳しい状況となりましたが、まずは果物の検査を行い、安全性を自ら確かめ、その結果を多くの方に伝えることから再出発しました。全国各地の復興イベントにも参加し、多くの励ましや応援をいただいたことで、改めて人とのつながりの大切さを実感しました。その後は、安全と安心を客観的に示すため、第三者認証であるGAPの取得にも取り組み、現在はGLOBALGAP、JGAP+SAの認証を継続しています。

果樹栽培は手作業の多い仕事であり、美味しい果物づくりには技術だけでなく、働く人の心身や農場全体の環境も大切だと考えています。まるせい果樹園では約10ヘクタールの圃場で7品目の果実を栽培し、皆様に笑顔になっていただける果樹園を目指しています。果物の美味しさはもちろん、この場所で癒やされ、スタッフとの交流を楽しみ、「また来たい」と思っていただけることが私たちの願いです。

また、農家カフェ「森のガーデン」では旬の果物を使ったパフェを提供し、果物の魅力をより多くの方に伝えています。これからも、食を通じて人がつながり、笑顔が広がる果樹園であり続けたいと思っています。