創業者である先代から鈴木建設を引き継いだ鈴木さん。入会前は、現場の指示を一手に引き受け、社員は言われたことをこなすだけ。何かあればすべて社長の判断を仰ぐ「トップダウン一辺倒」の組織に限界を感じていました。人が育たず、自分が現場を離れられない状況が続いていたのです。
同友会の例会で「人を生かす経営」や経営指針の重要性を学び、半年かけて経営理念・経営方針・経営計画を成文化。社員と何度も議論を重ねながらつくり上げたことで、会社の進むべき方向が共有されました。
指針を共有してからは、現場の社員から改善提案や工程の工夫が次々と生まれるように。社員一人ひとりが主体的に動く組織へと変わり、品質と納期への信頼が高まったことで受注も拡大し、売上は3年で1.5倍になりました。「指針づくりは社長のためでなく、社員のためのものだった」と鈴木さんは振り返ります。