エンジニアとして長年ものづくりに打ち込み、その延長で高橋電機の経営を担うことになった高橋さん。技術には自信があったものの、決算書の読み方や経営計画の立て方といった「経営の言葉」を持たず、銀行や取引先との折衝でも歯がゆい思いをしていました。良い製品をつくれば会社は回るはずだ——そんな思い込みが、いつしか壁になっていたのです。
同友会の例会や委員会で、財務の基礎や経営指針づくりを一から学び直した高橋さん。先輩経営者の報告から「数字は経営の現在地を映す鏡だ」と教わり、自社の損益構造を正面から見つめ直すようになりました。
経営理念を成文化し、数字の裏付けをもって社員や金融機関に語れるようになったことで、設備投資や新分野への挑戦も着実に進められるように。「技術系出身の自分が、経営の言葉を獲得できたのは同友会のおかげ」と高橋さんは語ります。